

代表挨拶
2014年のスチュワード・シップ・コードから始まった日本の企業統治改革はGPIFの運用改革、コーポレート・ガバナンス・コードの施行を経てスキームとしての形は出来上がりました。しかし、コーポレート・ガバナンス・コードは罰則のある法令ではなく説明責任を明確にしたガイドラインです。よって、その対応については各社の状況に応じて変わっていきますし、企業の歴史や成長過程に応じて違いがあって当然となります。一方、投資家は運用パフォーマンスを求められるだけでなく投資先企業へのエンゲージメント責任も問われていますので企業の経営内容については厳しい目を向けてることになります。
また、世界の潮流を見れば運用対象の選定に苦しむ海外の機関投資家が中小型株を含めた日本企業にアプローチしてくることは必然で、否が応でも企業と投資家は一定の緊張感を持って対峙する時代になりました。経営者がこの変化を負担増と感ずるか、投資家と真剣な議論を重ね切磋琢磨するチャンスと捉えるかで10年後に確実に大きな差がつくことでしょう。
SESSAパートナーズはこのような歴史的変化の中で、企業様にはその業容や成長過程、資本戦略に即したIRプラクティスの提案を行います。一方投資家には市場で進行するガバナンス体制の分析を提供することで両者の均衝点を提示しコミュニケーションのお役に立ちたいと考えています。
また、変わりゆく資本市場において我々の持つグローバルな投資家ネットワークをブラッシュアップし、我々自身も市場と切磋(SESSA)琢磨し常に進化して参りたいと考えております。
SESSAパートナーズ株式会社
代表 杉渕 均
MANAGEMENT
マネジメント
主要メンバー紹介

杉渕 均
Hitoshi Sugibuchi
代表
欧州系証券会社で日本・アジア株式のリサーチセールスを10年経験。その後2001年よりみずほ証券でアジア地域の株式業務展開を推進。海外駐在歴は15年に及ぶ。通算で500社を超えるIRロードショー等を企画実施。海外機関投資家と長年培った強固なネットワークを有し投資家のエンゲージメント傾向にも習熟している。
英国IR協会検定会員(Certificate in IR)

富岡 三七子
Minako Tomioka
パートナー
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、HSBC、シティグループ証券、BNPパリバ証券にて機関投資家向けの法人営業に携わる。官公庁、国立大学との連携における様々なプロジェクトに参画。自治体との包括的協定締結のほか、ESG、TCFDに関する啓蒙活動に従事。

杉本 研一
Kenichi Sugimoto
アナリスト, CMA
1986年に野村総合研究所に入社し、消費財アナリストを経て、野村グループのアジア株のアナリストおよび投資信託の運用も経験。米系証券2社ではスーパーバイザリー・アナリストの資格を有し、リサーチ・プロデューサーとして外国人機関投資家により近いところで日本株アナリスト部隊の投資アイデア創出のサポートなどに従事。野村アセットマネジメントでは日本株のリサーチ部隊の取りまとめ、同社ソウル駐在員事務所では代表事務所長、その後に出向した野村ファンド・リサーチ&テクノロジーでは外国株ファンドのアナリストおよび同社ロンドン支店長を歴任。グローバルな資産運用に資するバランスの取れた徹底分析が投資調査哲学。

中嶋 俊彦
Toshihiko Nakajima
シニアアナリスト
1981年に野村證券に入社、証券アナリストとしてのキャリアをスタート。その後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(現シティーグループ証券)にシニアアナリストとして移籍。主要アナリストランキング調査で複数回ランキングアナリストの評価を受ける。1998年以降はメリルリンチ日本証券(現バンク・オブ・アメリカ証券)及びみずほ証券でエクイティ・リサーチ・チームのリサーチマネジメント及び調査部長の職務に従事。メリルリンチ時代はグローバル・リサーチ・チームのInvestment Rating Committeeのメンバーを兼務。

渡辺 保隆
Yasutaka Watanabe
シニアアナリスト
安田火災海上保険(現損保ジャパン)入社。企業調査部や株式部(FM)を経て、安田火災ブリンソン投資顧問に出向。企業調査及びポートフォリオ・マネジメント業務のチームリーダーを担当。その後、野村証券投資信託委託(現野村アセットマネジメント)に入社し、アナリストとしてエレクトロニクスを担当後、ファンドマネジメント業務に従事。その後人事部に異動し、教育研修や採用を担当。日本株運用歴30年、企業の内部リソースの調査と強みに関する分析がアピールポイント。